【わかりやすい】ミニ株ってなに?デメリットをご紹介!
はじめに
ミニ株や株式ミニ投資をご存じですか?
ミニ株というのは通常の株投資では買えない単元以下の株数での取引を行う株式投資手法のことです。
少し難しい言葉でわかりづらいですよね…
本記事では誰でもわかるミニ株についての解説や通常の投資手法と比較したデメリットについて、お伝えしていきたいと思います。
ミニ株投資とは
通常、株式は単元という単位で取引を行います。
ちなみに殆どの企業では1単元は100株です。
ですので仮にA社の株価が 2000円 だった場合、 1単元=100株 のルールに則り購入するには最低でも 20万円 が必要となります。
しかし、ミニ株を使えば1単元に満たない株数(単元未満株)でも購入ができるので例えば1株のみを 2000円 だけで購入するといったことが可能となります。
単元未満株のデメリット
しかし、この投資手法には複数のデメリットがあります。
そこで今回は、デメリットを3つほどご紹介いたします。
デメリット1 手数料と取引方法
まず、大前提としてミニ株はすべての証券会社及びすべての銘柄で取引できるわけではないということです。
通常の単元株の場合は、その証券会社が扱っている市場の銘柄であればすべて取引ができます。
しかし、単元未満株はそもそも扱っている証券会社がかなり少なく、またすべての商品が取引できるわけではありません。
ですので、取扱のある証券会社ではライバルとなる企業が少なく通常の投資に比べ手数料が割高に設定されている場合が殆どです。
そこで、デメリットとなってくるのがやはり 手数料と取引方法 となります。
例えば、楽天証券のかぶミニを例にあげた場合
リアルタイム取引にはスプレッドとして売買金額に対し 0.22% の手数料が発生します。
また、通常の株の取引方法である指値注文ができず成行注文か寄付注文(※)しか行えません。
※寄付注文の場合は手数料(スプレッド)はかかりません。
デメリット2 株式投資の基本ができない
株式投資の世界では、株主となりその企業のオーナー(所有者)として株主総会に出席したり議決権を行使することが醍醐味とされています。
しかし、日本企業の場合は1単元に満たない保有株数では議決権の付与が認められておらず株主総会に出席したり議決権を行使したりといった株主の権利が行使できません。
また、株主優待などに関しても単元未満株では送られてこないことが殆どです。
ですので、株主として企業の経営に参加できないのは単元未満株のデメリットといえます。
デメリット3 値上がり益が期待できない
単元未満株は通常の単元株に比べリスクが小さくお手軽に株をはじめられるのが魅力といえます。
一方で、リスクが小さい分リターンもかなり小さくなります。
例えば
株価 2000円 の株が時間をかけて 2500円 まで上昇したので売却したとしましょう。
すると1単元保有している人の利益は 500円×100株 で 50000円 となります。
ですが、単元未満株で1株しかもってない人は当然 500円 の利益にしかなりません。
このように単元未満株では購入している企業が大きく株価を上げてもあまり恩恵を受けれない立場にあることが殆どです。
一方で、反対に株価が暴落した場合は単元株保有者よりも軽傷で済むのが唯一のメリットと言えるでしょう。
まとめ
〇ミニ株とは単元未満株のことである
〇単元未満株では割高な手数料がかかることが多く指値注文が行えない。
〇単元未満株では株主総会の参加や議決権の行使が行えない。
〇単元未満株では値上がり益が期待できない。
〇一方で、暴落局面では単元株保有車より損失額は軽傷で済みリスクを抑えれるのはメリットとなる。
いかがだっただろうか。
筆者としては単元未満株を資産目的で購入するのはあまりおすすめしないが、リスクを低く株価の動きをシミュレーションする目的で保有するのであればすごくいいのではないかと思いました。
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